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ビジョン

オーパス・アンヘロラム(天使の業)は、あらゆる階層の人々のための、カトリック教会国際組織で、天使との結びつきを緊密にし、その超自然の力で助けてもらうことを目的としています。天使は「救済を求める人々のために奉仕すべく使わされた、世話をする魂(ヘブル書第1章第14節)」であり、天使との交わりによって、神についての知識と神への愛が深まり、信心と忠誠心が強まります。私たちは、天使にならって、神の国の建設と魂の救済に貢献したいのです。

ミッション

オーパス・アンヘロラムは、天使に助けてもらいながら無条件で神に奉仕するという精神に基づき設立され、その目的は、礼拝、瞑想、贖い、伝道(使徒の任務)という、いわゆる「基本的な方向」に向け、天使の助けを借りて教会の魂を活性化することです。

「ヤコブの梯子のビジョンのように、『神の使者がその上を上り下りしている(創世記第28章第12節)』。天使は、天国と地上を結びつけるエネルギッシュで疲れを知らぬ使者なのです。天使の言葉は、善き言葉と清き心、寛大な行為と慈悲深い行い、そして心を高める関係を促すものであり、人間はこの天使の言葉を聞いて理解できるように、魂の耳を研ぎ澄ませなければなりません。」(カトリック教会教義問答集概説、絵入り注解)

ガーディアン・エンジェルへの誓い

聖なるガーディアン・エンジェル(守護天使)との絆を強め、友情を深めたい方は、天使に対して以下の誓いをしてください。

神の天使、私の守護者、神の愛により、ここに あなたに託します。 きょうこの日から 私のそばにいて、 光を灯し、お守りください。 道を示し、お導きください。 私の友達、私の天使、 ここにあなたに約束します。 わたしはあなたに従います。 私の手を取り、お導きください。 あなたの助けを借り、 日々の苦闘に立ち向かい、 永遠の命という目標に到達します。 アーメン。

印刷許可 大司教 フロレンティノ・G・ラヴァリアス神学博士 フィリピン、ザンバレス、イバの司教 2011年5月18日

著作権者 聖十字架会 Candelaria 2212, Zambales, Philippines

天使への奉献

(オーパス・アンヘロラムに関するL’Osservatore Romanoの文章から抜粋、2011年3月)

人は守護天使への奉献を通じて天使の業に入ります。霊的な目標の追求において、さらに貢献したいと思う人が天使への奉献を行います。この奉献は、信者が守護天使と交わす一種の盟約と理解されています。つまり、魂の救済という神の計画における自らの使命と立場を認識し、真剣に取り組むという自覚的かつ明示的な行為なのです。霊的組織の多くには、例えば、法王ジョン・ポール2世の「すべてあなたのもの」のように、それぞれを特徴づける言葉がありますが、オーパス・アンヘロラムにおける天使への奉献を特徴づけるのは、「天使とともに」あるいは「天使との霊的交感」という言葉です。

実際、信心と慈悲という霊的徳性により、信ずる者なら天使を真の友として「ともに暮らす」ことができるのです。そして、我々が善き行いをしようとするとき、天使は必ず協力くしてくれます。ですから、すべての生き物を救済するという神の計画の実現に向けて、天使との緊密な霊的協力が可能になるのです。

信ずる者が天使とともに暮らし、霊的に協力する中にこそ、オーパス・アンヘロラムの「特質」があります。そして、自分の守護天使やその他の天使への信頼と愛だけでなく、「魂の洞察力」の基準の慎重な適用も求められます。この点に関し、「カトリック教会概説」の中に次のような適切な解説があります。

「ヤコブの梯子のビジョンのように、『神の使者が、その上を上り下りしている(創世記第28章第12節)』。天使は、天国と地上を結ぶエネルギッシュで疲れを知らぬ使者であり、神と人間との間に沈黙やコミュニケーションの欠如はなく、絶え間ない会話と個人的交流が存在しています。天使の言葉によるメッセージは、善き言葉と清き心、寛大な行為と慈悲深い行い、そして心を高める関係を促すものであり、このメッセージの受け手である人間は、天使の言葉を聞いて理解できるように、魂の耳を研ぎ澄ませなければなりません。」

オーパス・アンヘロラムは、天使に助けてもらいながら無条件で神に奉仕するという精神に基づき設立され、その目的は、礼拝、瞑想、贖い、伝道(使徒の任務)という「基本的な方向(または次元)」に向け、天使の助けを借りて教会の魂を活性化することです。

人は天使に助けられ、天使と結びつくことにより、信念を深め、確信を貫くことができるようになるのです。天使はいつも神の顔を見つめて(マタイ伝福音書第18章第10節)崇め続けていますから、天使に心を開く信者たちに極めて有効に光を与え、教え導くことができるのです。信ずる者は、天使に助けられ、神とその御業を信念を持って熟慮し、神についての知識と神への愛を深めることができます。そして、神とともに生き、神を崇め仰ぐ心を育み、神の栄光をさらに偉大なものにするための手伝いに身を捧げます。それゆえ、オーパス・アンヘロラムにおいては、礼拝、特に聖体礼拝が第一に重視されるのです。

我々の主なるイエス・キリスト御自身が救済の情熱を燃やすのに、天使を通じて天の父に力づけられたように(ルカ伝第22章第43節)、オーパス・アンヘロラムのメンバーも天使の助けに頼り、罪を贖う慈愛を持ってキリストにならい、魂の浄化と救済を求めるのです。これは、特に聖職者にとって大切なことです。そこで、オーパス・アンヘロラムでは、「主キリストの情熱」という礼拝が行われます。この礼拝は、毎週の祈りの時間(木曜夜と金曜午後)に行われ、救い主の救済の情熱という秘跡において、救い主キリストと霊的に結びつきます。人間と天使の両方にとって、磔にされ蘇ったキリストこそが中心となるのです。